top of page

​このページではjkasdfl空想世界の設定や用語を随時書き記していきます。

2025/1/21更新

あ行

詠唱

魔法を発動させる際に魔力結晶から発生させた魔力粒子を音の波長によって制御するというものである。原初の魔法使いたちが魔法を発動する際に魔力結晶のペンダントに言葉を吹きかけていたことが発想の素であるという。触媒の魔力結晶と人の声には個体差があるため、詠唱には人それぞれにあったものを探さなければならず習得は難しかったという。また環境音等の雑音にも影響されるため、詠唱だけによる魔法の発動ができた者は非常に少なかったといわれる。そのため大した魔法でなくとも詠唱だけで魔法が使えた者は称え崇められ高位の役職に就く時代もあった。魔法が火器に取って代わられるようになる末期には、大人数による合唱や演奏によって高度な魔法を発動するという形式がとられ、これは音楽文化の発展に寄与することにもなる。

か行

​神

管理者なしでも独立して自立する世界を生み出すために創られた存在であり、jkasdfl空想世界全体の管理、運営を行っている。魔力が意識を持った霊のようなもので実体を持たず、分化という能力で分裂することができる。管理者によって創り出された「魂」「器」「時計」「秤」の高位神、高位神から分化した上位神、そして上位神から分化した下位神がいる。権限が強いのは高位神であり、その中でも「秤」が一番強い権限を持つ。かつては途方もない数の神がいたというが、代理者を巡る争いの中で統合されていったため以前ほどの数がなく、オーバーワーク気味になっているようだ。

​カゲ

平面世界移行後に発見された生物。黒色でスライムのような体を持ち、解析によってバグの子孫であることが判明している。普段は猫のような形をしているがこれは人間に襲われないための擬態の一つだという。エネルギーなら何でも食糧とするようで、影に擬態して生命維持エネルギーの消費を抑えつつ、外部からのエネルギーを蓄える。臆病な性格で発見されるとすぐ逃げるが、一転して飢餓状態では攻撃性が強くなり、周辺の仲間を共食いして取り込むことで大きくなり生物の魂を直接食べるようになる。そのためカゲは危険と判断されており、駆除が行われているが目撃数が減ることはない。これは平面世界には天界にあたる場所がないため生物の死後の魂が彷徨うことになり、これをカゲが食して個体数が増えているからだと考えられている。

​機械人形

試作天使の前身となるプロトタイプモデルまたはフォールヒメルウェルト後、天使の人員を補うために天使が造り出したアンドロイドのこと。プロトタイプモデルは神がjkasdfl空想世界で初めて造り出した生物であり、6機製造された。神が指示を出して動く作業用機械という側面が強く、各部にハードポイントが設けられ、これによって機能を拡張することが想定されていた。また動力のある胴体を小さく、走破性を上げるために脚は長くするという"短胴長脚"の設計思想で作られたためそのシルエットは後の天使や人間と異なる。"感情の実装"実験を行った際6号機が暴走し、その追討で全機損傷または損失したため、1号機に残りのパーツを使って修復し、後に第0試作天使となる。天使によって造られたものは義手や義足の技術を元に造られていた。ファーストロッドタイプはそれぞれの人格データに個性を持たせて作られていたが動作不良が多かった。責任者が変わって製造されたセカンドロッドタイプは人格データを破棄し、命令を受けるだけの存在となった。また動作不良が減った一方で顔部がバイザー化されたことで「フェイスレスソルジャー」と呼ばれていた。第7試作天使が起こしたクーデターで使われたことで印象が悪くなったため、全機廃棄された。

​境界

平面世界の外郭部外側に広がる空間。平面世界の中で唯一、等身大で活動できる場所。一部の限られた者のみがメガリスを通って来る事ができ、WOMO軍の中から選ばれたものが境界防衛隊として外界からの検問業務を行っている。景色は殺風景なもので薄灰色のタイルのような地表とそこに建ついくつかのビル、そしてダークブルーの空があるだけである。

境界防衛隊

境界で外界から来るものの検問作業を行ってる組織。WOMO軍内で"優秀"な面々が揃えられている。最先端の装備が優先的に配備されるためWOMO軍よりも強力であることは確かである。

共通文字

神、天使、人間、民族問わず共通で使われている文字。これらの文字は外界のカタカナ、アルファベット、アラビア数字に端を発する。共通で使われる理由として-0年に地上界のゼロポイントで神と天使、人間が暮らしていたころに神から教えられたものだったからである。そのため地上界に解放たれ、それぞれ独自に文明を発達させても言語が通じるのだという。一方で文字の用法は各文明で異なる部分もある。例えば天使や旧西大陸圏の文明はアルファベットの組み合わせで文章を構成し、意味をカタカナで読み取るという使い方がされるが、旧南大陸圏ではカタカナだけで文章と読みが行われる。また文字の書き方や発音などに多少の差異があるほか、旧東大陸圏のように独自の文字を使う事もある。そのため文字が読めても意味が分からない、言葉を聞き取れても文字がわからないということがままある。

無題2263_20241225132644.png

クロムレック

平面世界の各地に点在するWOMOの活動拠点。役所のようなもので周辺住人とWOMOを繋ぐ。メンヒルと共通した部材が使用されているが、中央塔の最下段が広くなっているほかにビル数が2本に減っているという違いもある。人間向けの通信サービスを提供しているのもこのクロムレックであり、ラジオ放送で天気予報や区域情報などの提供を行っている。建物内に図書館があり、ここでは平面世界移行以前の情報を見ることもできる。

月刊アウターワールド

WOMOから出版されている広報誌。主に外界の情報が載っており、無料で配布されていることもあって平面世界ではそれなりの人気がある読み物である。モノカラー版以外にフルカラー版が存在するがクロムレック内の図書館でしか提供されていない。

​近衛隊

神に直接従事し、メガリスの管理、防衛を行っているWOMOと異なった独立した組織。フォールヒメルウェルト以前は「親衛隊」と呼ばれ、ヒメルウェルトの城塞を守備していた。教育課程で優秀だった天使を登用していたが、実戦経験の不足が以前より懸念されており、フォールヒメルウェルト後のリベレーターとの戦闘でついに能力不足が露呈したため組織を再編し、近衛隊と名称も変わった。現在、入隊にはWOMO軍での実務経験が必要となり、定期的にWOMO軍との演習を行うことで戦技向上を図っている。

無題2227_20241119173326.png

さ行

​サウザンドストーン

平面世界の各地で見られる黒色の石柱。1000m毎に設置されているほかに何千と置かれているという意味からサウザンドストーンと呼ばれる。半径500m強以内で起きた事象を記録して各タワーに伝達する。元々はヒメルウェルトから地上界を監視するために作られたものの技術が使用されている​。一方でただの石であるのも確かなので風化はするし、容易に破壊される。WOMOの活動範囲であれば交換されるがそうでない地域では交換がなされていない。そしてそのような地域は反WOMO勢力が跋扈している。

​試作天使

天使の前身となる存在。ハイエンドモデルとも呼ばれる。かつて天使はそれぞれ特徴の異なった少数の存在となる予定だったが、自律行動可能な作業用機械としての能力を重視し、"平素で画一的な大多数によるマンパワー"といった方針へ変わったため、第0~10の計11名が試作天使として生み出されるのみとなった。生み出された後の試作天使は各組織を束ねるための司令塔としての役割が与えられた。試作天使は天使よりもより神への忠義心が強いが、そのために旧HWDFの司令官として従事していた第7試作天使は反代理者派につき、クーデターを起こした上にネモを使って代理者派を消そうとするといった事象も起きた。

​死者/亡霊

主に死亡した人間がなるもの。実体を持ったものを死者、実体のないものを亡霊という。共通して肉体的にも精神的にも変化しにくく、一定の状態を保ち続ける。平面世界移行後は生者と死者を区別するために、死者は地面や物に影ができないようになっている。もし影ができている場合、それはカゲが擬態しているものであり、カゲは魂を食べるので危険である。

種族の分化

触媒

魔力結晶に衝撃を与えて魔力粒子を放出させるために作られたもの。初期のものはただ杖に魔力結晶を取り付けただけのものが多かったが、後に詠唱に対応して工夫された形状のものができ、詠唱を音階で形式化し簡略かつ正確にするために作られた楽器型のものや武器と一体化した触媒武器と呼ばれるものなどが作られた。原初の魔法使いたちが持っていた魔力結晶のペンダントも触媒に含まれる。

​獣人族

身体の一部に獣のようなパーツを持つ人間。獣耳と尻尾を持つ獣耳族と鳥のような翼を持つ獣翼族にも分かれている。かつて西大陸で覇権を握っていた王国が戦争のために人間を改造して作った"兵器"が先祖だという。西大陸にはこのような伝承がある「...遠く離れたこの村からも見えていて煌びやかで荘厳な大王国が一夜のうちに消えた。2匹の龍が北東へ飛び去る。黒く焼け焦げたかつての大王国と、そこから流れ込んでくる我らを穢す黒く澱んだ水を見下ろして...」この2匹の龍が獣人族の先祖と考えられており、同時期にレーニア島にもアリスとアリシアという獣のような少女が来たという記録があることが信憑性を高めている。この大王国にはどうやら高度な技術があり、遺伝子を操れたようで獣人族が子孫を残して後世まで生きていたことがそれを証明している。地上界では1995年に獣人族の住んでいたレーニア島西部が消し飛び、2000年代に絶滅したとされていたが平面世界移行後に普通の人間から産まれることが確認された。「獣人病」と呼ばれる遺伝病が原因とされており、獣人族として産まれた子供は棄てられたり、迫害を受けることがある。

神使文字

神が使う特殊な文字。アルファベットと数字を重ねることで文字を表し、同時に発音する発声する。例えば「あ」の意味の言葉を発するには「A」と「1」を同時に発音する必要がある。神から人間に与えられた原初の魔法の詠唱に使われたのもこの神使文字であったとされ、そのために魔法が扱えるのは極一部の人に限られていたのである。

ストレージフィールド

平面世界がある場所にあった一見何もない領域。その実はいくつもの情報が集積されていたjkasdfl空想世界の記憶領域ともいえる場所であり、平面世界が同領域にできたことで失われた情報がいくつもあるという。ヌルの出身地でもある。

た行

​代理者

神によって管理者の代わりとなるべく創られた存在。神を統べる最高意思決定能力を持つと同時に神と同等の能力を発揮することもできるため神の代理者としても機能する。そのため一部の上位神と下位神を中心にこの代理者を忌み嫌っており、反代理者派として様々な事象を起こしていた過去がある。代理者は3人創られており、それは本物の代理者であるセイカと本物の代理者の身代わり、そして反代理者派によって創られた今の代理者ネモである。代理者はjkasdfl空想世界を手放さないよう空想世界内の何かに"強い依存"を持つ性質がある。それがセイカのヒョウカに対する好意やネモのセイカに対する好意として現れている。平面世界移行後の代理者はバックグラウンドと呼ばれるメガリスの地下にある空間で活動しているようだが時たま外出することがあるようだ。

​代理者計画

代理者計画とは、管理者の代わりとなる代理者を創造するために建てられた計画である。表向きには神に欠損が発生した場合のバックアップシステムを作るというものであったが、これは下位神を中心に否定的な意見が多かった。もし代理者が創られれば自分たち下位神の存亡に関わると考えられたからである。当時の下位神は分化を続け、その数を大きく増やしていた。分化という能力を"下請け先"の創造に使っていたのである。このことは以前から指摘されていたが、分化元である上位神が理由をつけて庇っていた。この代理者計画は高位神から下位神とその擁護者の上位神に下される"裁き"だと思われていたのである。一方、発案元である高位神の"秤"は管理者の"シナリオ"に則って計画を発表したに過ぎなかった。拒否多数のために一度この計画は頓挫することになる。しかし"秤"が"シナリオ"にそれ以上先に何も書かれていない白紙部分を見つけ、"管理者なき世界"を危惧する。"秤"の役割は"シナリオ"通りに事象が進んでいるかを精査するというものであり、方向性を決める能力はなかった。再び代理者計画は持ち上がり、そして高位神による強制権によって実行に移される。強制権によって上位神と下位神の意見が無視されたことは更なる溝を生み、憎悪はいずれ高位神を排除するという決意へと変わる。彼らは反代理者派として代理者の創造を推進する代理者派と対立することになる。

​代理者統治領域

代理者統治領域はjkasdfl空想世界の中央にある領域で境界面の内側に地上界を含む宇宙や天界、空想世界全体の情報を集積していたストレージフィールド、フォールヒメルウェルト後の平面世界がある。それより外側の領域は神が管理しており、代理者は管理するものがないために代理者の主権は及ばないが、今後管理するものができれば主権の範囲は広がっていく。jkasdfl空想世界という創作の舞台であり、この領域内で起こったことが描かれている。

​タワー

タワーは平面世界の各地に建つWOMOの施設である。平面世界の中心地O区にある最も大きいタワーのメガリス、WOMOの活動拠点となるメンヒル、人とWOMOを繋ぐ役場のような役割のクロムレックの3種に別けられる。何れもバグの外殻を元に作られた特殊な建材を用いて建てられている。また電波の発信基地としても使われており、人間に対しても無償で通信サービスを提供している。しかしWOMOひいては神と天使による統治の象徴であり、一部の人間からは攻撃の対象となっている。地上界にあったゼロポイントのタワーは地上界と天界を繋ぎ、また分けていた結界のような役割を果たしていたが、フォールヒメルウェルトで破壊されてしまった。この件を踏まえてクロムレック以外のタワーには防御機構として魔力性のシールドを展開できるジェネレーターを地下に持つ。

​地上界

私達の住む地球と同じような環境の世界。かつては人間などの動物や植物などが住んでいたものの、「フォールヒメルウェト」によって地上界が崩壊してしまい、地上界にある全てのものを平面世界へ避難させてしまったため、現在は誰も何も住んでいない。修復作業が神によって進められているものの修復の目途は立っておらず、復旧しても平面世界の生物を地上界へ帰さないという噂話もあるようだ。

デメルング共和国

平面世界時間2187年4月、k21区で建国された国家。2184年8月に同区域で発生した獣人族による暴動の後に獣人族のための国として建国された。国名は夜明けを意味し、国旗は暗い大地を照らす太陽と薄明の空を意味している。しかしWOMOに承認された国家ではなく、獣人族による不当な占領と言われている。建国時から反人間、反WOMO的な過激派と平和的な共生を望む穏健派に別れており、政治対立を生んでいた。2191年の選挙戦時に発生した犯人不明の爆破事件によって対立が表面化し、過激派と穏健派の軍事的対立に発展、以後7年にわたって内戦状態となった。現在は内戦で疲弊した国内の復興に向けてかつての"右派"、"左派"が協力しており、国家として正式な承認を受けるために元住人の人間たちとの交渉を行っている。

​天界

かつて、神や天使、死者が住んでいた空間。無数の浮島によって構成されており、中心の1番大きな浮島を「ヒメルウェルト」と呼ばれている。天界は一年を通して気温の変化がないに等しく、夏や冬といった季節がない。地上界で死んだ者が天界に来ることは「召喚」と呼ばれ、この召喚は基本的に5年毎に先着順で行われる。しかし地上界で大災害や戦争が起き、死者が増えるとヒメルウェルトの許容人数を越えるため、召喚の遅延が常態化していた。死者には通常、滞在期限が設けられており「100-召喚された時の年齢」の年数まで滞在することができる。希望によって滞在期限を短くすることもできるがこれを選ぶものは少ない。滞在期限が過ぎると生まれ変わりのために肉体と魂に分解され地上界に還元されることになる。英雄や著名人などは期限を延長できる一方で、犯罪者や自己決定力がないような者等は召喚されずに還元される。武装組織「リベレーター」のリーダー、リア・ヴァンガードによって地上界の中心にあるゼロポイントのタワーが破壊され、ヒメルウェルトが地上界へ落着してしまい、同時に天界は崩壊した。現在も天界が無いため、死者は魂となって平面世界を彷徨うことになり、これが原因でカゲが増えることとなっている。

​天使

神にはできない世界に対する"物理的な干渉"を代行させるために造られた存在。身体の作りは魔力生成器官を有する以外は人間と同じであるが、男女比は1:9で女性が圧倒的に多く、WOMOで働いているのもほとんど女性である。また寿命も人間に比べて遥か長く、1000年ほどは生きる。老化もすることがなく大体20~30代の姿のまま一生を終える。天使は言わば、意思を持った作業機械のようなもので皆同じような外見と能力をしている。フォールヒメルウェルト後から人口が大きく減っているため神が天使の子供を"製造"しそれを育てさせることで人口減少を解決しようとしている。

な行

​人間

私達"人類"の姿形に似せて造られた生命体。管理者が「秤」に刷り込んだ"シナリオ"に沿って造られた。"人類"と異なる点は天使からの分岐で生まれた点である。つまり進化の過程で生まれたわけではなく、機械人形からの発展で生まれたので人為的に能力を植え付けることが容易だとされる。それが獣人族や不老不死の獲得に繋がっているという。平面世界移行後はデフォルメ化によって出産率の低下が起こっており、緩やかにその数を減らしつつある。WOMOによる統治へ反抗する者たちもいる。

は行

派出所

WOMO軍が各地に展開している小さな拠点。メンヒルからの巡回は行動範囲が広くなってしまい、隊員の負担が増えてしまうため、人間の生活圏に拠点を設置することで巡回範囲を限定し、効率化を図ったものである。また空からの"目に見えない巡回"よりも"目に見える巡回"のほうが良いという考えから各派出所には軽半装軌車を2台配備して巡回させている。目に見える巡回は一方で人々に圧力を与えているとも言え、これを嫌がる人々もいる。そのため近年は派出所が襲撃されるという事件も増えている。

​バグ

かつて天界で目撃されていた無機生物。行動原理が不明でヒメルウェルトに度々被害を出していたことから駆除が行われていた。フォールヒメルウェルト後、地上界で暴れまわっていたため、バグ掃討作戦が決行された。その時に母型バグを討伐したため、絶滅したものと思われているがカゲの発見によって未だに生き残りのいる可能性が懸念されている。母型バグの正体は機械人形6号機でストレージフィールドにてヌルの手助けによって修復された姿であり、生成されるバグは自己修復の際に出るかさぶたのようなものであった。

バックグラウンド

平面世界の中心メガリスの地下にある空間。代理者と神がjkasdfl空想世界を管理、運営するための場であり、平面世界のみならず外界の情報が集約される。空間内は全面がモニターのようになっている。かつてのストレージフィールドと同じ場所にあるためヌルが住み着いている。フォールヒメルウェルトのきっかけになった神との交信に制限を設けて唯一この場でのみ可能にしたため、ネモはここでしか神へ指示を出す事ができない。

評価試験隊

6つある技術研究局の下に存在する部隊。Testの頭文字Tを用いた部隊章を付ける。第一評価試験隊、通称T-1部隊では主に銃器試験の他にバグの外殻から変異して生まれたアニマの経過観察を行っている。第二評価試験隊T-2隊では車両や最近では無人機の試験を行っている。

​平面世界

41415.jpg

現在描かれているデフォルメイラストの世界を平面世界という。フォールヒメルウェルトによって起きた地上界の崩壊から地上界にいる生物を避難させるために代理者によって創られたものである。半径120㎞の球体の中心に平行な地表がある。外郭部は内側からは天盤と呼ばれており、天盤には太陽や月、星といった天体が描かれている。外郭部の外側は境界と呼ばれており、平面世界の外側から来るものを阻む役割がある。この世界ではあらゆるものがデフォルメ化されており、人間の大きさは約1/10となっており、その他のものも合わせた大きさとなっている。この平面世界はjkasdfl空想世界の物語が終わった後の話であり、比較的自由にやりやすく、外界=現実から事象も引っ張ってこれる。平面世界という名称は立体感のない絵を描いているという自虐と3頭身というありえないものを描いているということから設定したもの。

ま行

魔法

魔力を用いて事象を引き起こしたり影響を与えること。人間が使うものと天使が使うものは少し異なる。人間式の魔法は触媒や詠唱、魔法陣を用いて魔力を制御して現象を起こす。一方天使式の魔法は魔力生成器官から生成された魔力粒子を感覚によって制御し直接使う。元々は神が人間を解き放す時に与えた"危機を越えるため"のものであった。いつからか戦争で使われるようになって戦況を左右するほどのものとなったが、扱いが難しく使用者である魔法使いの養育や確保が難しかったため、扱いが比較的簡単な火器の発達によって衰退していった。しかしセイカのレーニア独立戦争、世界大戦での活躍を受け再び研究され、その時に魔力結晶を弾頭に組み込んだミサイルが開発された。このミサイルはレーニア島西部を"消し飛ばした"ことから核を上回る兵器として2000年代から世界各国が配備を始め、2015年に人間を地下に追いやることになる。平面世界移行後は自動火器の信頼性が著しく落ちた時期があり、その頃に魔法が流行ることになる。これは魔法研究会による魔法使用の易化によるところも大きい。現在も兵器に魔法対策が施されることから魔法の存在は大きいことがうかがえる。

​魔法研究会

フォールヒメルウェルト後、かつての魔法使いたちが結成した組織。魔法の探求(Quest)、実用化(Implementation)、安全利用(Safety)、全ての人に(Equality)の4つを信条として掲げている。魔法に関する論文を公開しているため悪用されたり、WOMOによる魔力結晶の流通規制の影響などを受けているが地道に活動拠点を増やしている。

魔法陣

詠唱を補助するために生み出されたもので、魔力粒子を指定の場所へ必要な分を指向する回路を描くことで魔法の発動を正確に行うというもの。現在でも魔法を使う上ではむしろ主流であり、魔法陣を描くには魔力粒子を混ぜた蝋や液体を用いる。欠点としては描くのに時間を要することや場所に制約がかかるというものがある。一方で詠唱がなくても魔法を発動することができ、罠に使ったり城塞に描いて魔力障壁を展開するなど防衛線で用いられた。人間以外に天使でも文化輸入するような形で用いられ、魔力形成弾の使用のために零式小銃Mk.IIIの撃針や初期型の120㎜狙撃砲の砲身に描かれていたという。平面世界移行後にヒョウカが魔法陣で魔法陣を連鎖的に描く"連鎖式魔法陣"を発明し、これは魔法陣の簡略化が行えるということで魔法研究会に激震をもたらした。

魔力

魔力とは魔力粒子によって生じる力のこと。魔力粒子はjkasdfl空想世界に存在する物質であり、青、赤、緑の3つがあり、不純物が少ないまたはエネルギーが多いと透明に近くなり、逆に不純物が多いまたはエネルギーが少なくなると暗くなる。これらの含有量によって魔法の色は変わる。この魔力粒子が結合や崩壊など変化を起こすことで魔力となり、魔力は食糧や建築材料、他にも発電機として使う事ができるなど万物になる。魔力粒子が結晶化したものを魔力結晶という。jkasdfl空想世界においてはこの魔力に意思が宿ったものこそが魂である。

魔力生成器官

主に天使が持つ魔力を生成する器官。位置には個体差がある。グルコースを使って魔力粒子を生成する臓器であり、生成された魔力粒子は血液を通して全身を巡る。魔力生成に多くのエネルギーを必要とするため、魔力生成器官を持つものは持たないものよりも空腹になりやすい。しかし大抵は消化器官のスペースが圧迫されているため一度に多く食べる事ができない。食事を摂らなくても魔力があれば活動することはできるが、空腹を感じ続けながら活動するのは精神的に良くないだろう。起きている間は魔力粒子を生成し続けるため、魔力貯蔵炉の貯蔵量を越えると放出しなければならない。放出できず貯め続けると生成された魔力粒子が結晶化して魔力生成器官や隣接する他の臓器を傷付けてしまうことがある。人間と天使のハーフはこの症状が起こりやすく、気づかずに致命的な状況に陥るという。

魔力貯蔵炉

魔力生成器官や獣人族が持つ魔力を貯蔵する器官。基本的には魔力生成器官に隣接するため腹部にある。魔力生成器官のない獣人族も腹部にある。セイカは四肢に通常より小さいものが分散配置されている。魔力生成器官で生成された魔力でなくても貯蔵は可能。

メガリス

平面世界の中央、O区に建つ最も高いタワー。その高さは150kmほどで天盤を貫通し、境界まで届く。中央の塔と周囲に建つ4本のビルのような構造物で構成され、ビルの中にWOMO各局の本部があり、近衛隊や境界防衛隊の住居、資源生成プラントなどが入っている。中央の塔は平面世界と境界を繋ぐエレベーターとしての役割と外界と空想世界を繋ぐ通信基地としての役割を持つ。地下には発電機兼シールド展開用のジェネレーター4基とバッググラウンドがある。神や代理者、WOMOという平面世界の運営機能の中枢機能が集中している重要な施設である。

メンヒル

平面世界の各区に1つ建つWOMO軍の活動拠点。駐屯地としての機能があり周辺地域も軍の行動を支えるための田畑やその農業に従事する天使が住んでいる場合が多い。構造はメガリスを縮小したものだが、ビルの数が3本という違いがある。かつては各メンヒル間を繋ぐ鉄道網が敷かれていたがL9区で発生した鉄道爆破事件をきっかけに廃線が進み、現在はメガリス周辺のいくつかのものしか残っていない。

や行

​ら行

​リベレーター

​かつてリア・ヴァンガードによって統率されていた武装勢力。フォールヒメルウェルトを引き起こした組織であり、地上に落着したヒメルウェルトを襲撃した者たちでもある。ヒメルウェルト防衛戦後は散り散りになったものとみられ、現在の反体制派のもとになっていると思われている。

わ行

A~Z

​HWDF

かつて天使によって組織されていた天界防衛軍(Himmel Welt Defense Force)の略称であり、ハウダフと呼ばれている。ヒメルウェルト内で警察活動を行っていた警察隊が前身組織であり、バグの来襲が増えるとともに規模が大きくなった。司令官である第7試作天使がクーデターを起こしたことにより信用を失い、現在はWOMO軍という呼び名で総合管理局の下に置かれている。

jkasdfl空想世界

jkasdfl空想世界は、心や意思という空間の中で生み出された妄想や空想で形成された世界である。同じ物事を見て、同じ空間にいて、同じ体験をしても人それぞれで思うことや感じることは異なり、たとえ同じような感性であっても全くもって同じものを受容することはないという考えから、人の精神を一つの世界と捉え、人ひとりひとりが持つ思想や思考、妄想、空想によって構成されるこの世界を"空想世界"と呼ぶこととする。全くもって異なる設定やジャンルの創作物で、固有の名称があろうとも創作者が同じであれば、宇宙の中にある別の恒星系や惑星のように見なせ、創作者の内側にあることに変わりはない。つまり創作者によって創られた全ての世界を含んで空想世界となり、創作者の名前を付けて"〇〇空想世界"というように著される。空想世界は直接触れることも見ることもできないが、絵や文章、音楽などの創作を通して外側の世界に表現することができる。宇宙の中で形成されたおとめ座超銀河団、おとめ座超銀河団の中で形成された局所銀河群、局所銀河群の中で形成された天の川銀河銀、天の川銀河の中で形成された太陽系、太陽系の中で形成された地球、地球の中で形成された人間、人間の中で形成された精神、精神の中で形成された「空想世界」であり、地球が今すぐ滅びれば私たちも必然的に滅びてしまうように空想世界を内包する精神を持つ人間、つまり創作者がいなくなれば滅びてしまう。他人がその世界を描き続けても、それは創作者の空想世界ではなく後を継いだものの空想世界となるため、元の空想世界とは異なったものとなる。そのため、jkasdfl空想世界はその全てを記し、遺すことで自律して存続できる世界を目指している。

jkasdfl空想世界は天の川銀河の内にある太陽系に属する地球で生じたjkasdfl:という人間の精神内に位置し、その中央には代理者統治領域がある。

WOMO

天使によって組織された世界秩序管理機構(World Order Management Organization)の略称であり、ウォモーと呼ばれている。神からの指示を受けて平面世界の治安やインフラ等を管理しており、総合管理局、監査局、情報局、資源管理局、技術研究局、医務局、教育局と各局の下にある各部からなる組織である。各局の局長は試作天使が中心となっている。フォールヒメルウェルトやその後の出来事を通じて、人員不足に悩まされているという。

数字

Ⅲ型戦車

デメルング共和国で開発・運用されている中戦車。デメルング共和国が実用戦車として初めて開発したⅡ型戦車は機動力に優れる一方で火力と防御力においては不満があった。そこで早々に次期主力戦車の開発要望が上がり、「将来の拡張性を踏まえた砲塔と小口径の対戦車兵器に耐える正面装甲」という要項で開発が始まり、2つの設計案に絞り込まれた。第1案は性能を妥協して重量を抑えるというもので、第2案は大重量の代わりに7mmクラスの主砲とそれに耐える装甲を持たせたものであった。それぞれ試作車が作られ試験が行われた結果、第1案の設計を基に第2案の車体設計を取り入れたものとなった。新たに作られた試作車を基に2190年から量産車がデメルング共和国陸軍重騎兵連隊に配備が始まり、後の内戦において改良を重ねながら運用され続け、Ⅳ型戦車が開発された現在でも一線級装備として運用されている。

Ⅳ型戦車

デメルング共和国で開発・運用されている重戦車。内戦中、右派軍がⅢ型戦車の開発で敗れた第2案の試作戦車両を基に開発したもので、"ライオネル重戦車"と呼ばれていた。7.62mm口径の主砲とそれに耐える車体正面装甲を持ち、左派軍に対抗できる火砲はなかった。そして主砲は遠距離から一方的にⅢ型戦車の装甲を容易く貫通することができたことからかなりの脅威となっていた。しかし重量に対して貧弱な懸架装置と変速機によって故障が多いという問題があり、運用に支障をきたしていた。内戦終結後はⅣ型戦車の名称を与えられ、足回りの改良と砲の換装が行われた。人間の主力戦車に対抗できる可能性のある貴重な装備として運用されている。

bottom of page